第13話
「勝負は一瞬」
「コマよ走れ」
安田大二郎の尾行を開始した藤と源。
一方、本部の無線で捜査の進展を知った川合は、上司の目を盗み、
山田と牧高とともに刑事課の車両に乗り込んだ。
日ごろからの藤の指導を思い出し、
川合は犯人が出没しそうな場所の目星を付ける。
ついに迫る犯人との接触。
そのとき、川合を突き動かす警察官としての原動力とは!?
脚本:金月龍之介 絵コンテ:川尻善昭
演出:Kim Minsun、Park Jaeik Sihoo
キャラクター総作画監督:土屋 圭、松本まみ子
総作画監督:Jang Gilyong、Yu Seunghee
※以下ネタバレを含みますのでご注意下さい。
第13話「勝負は一瞬」「コマよ走れ」
事件報告書
立会人 | 川合麻依、藤聖子、源誠二、山田武志 |
---|---|
被疑者 | 安田大二郎 |
事件概況 | 連続女性暴行犯の犯人と推定される、安田大二郎の検挙に向けた追跡が始まった。担当する藤巡査部長および源巡査部長を応援するため、捜査本部から捜査員が派遣される。 自分の手で事件を解決すると決意した牧高巡査は、周りの目を盗みキーボックスに近づくと、警察車両の鍵を入手。川合巡査は、牧高と山田巡査とともに、現場に向うことにする。 安田らがターゲットにする場所に、川合は心辺りがあった。時刻は21時35分。同時刻に授業が終わる塾が、町山中央に一つだけあるという。「町山交番管内のことはよく把握しておけ」。藤の厳しい指導が実を結んだ瞬間だ。 塾から帰宅する生徒の中に、一人で歩いて帰宅する女子高校生がいた。安全を確保するため、3手にわかれて尾行する川合たちは、一台のワゴンが高校生に近づくことを確認し、少女の保護に向かう。 凶器の所持を確認した牧高と山田は共犯者を確保し、川合は逃げる安田を全力で追いかけていた。凶器を持つ犯人に、丸腰で挑む川合を突き動かすものは何か。それは、取り逃がしたら待っているであろう、強烈な叱責への恐怖だった。 そんな川合を颯爽と追い越した源が、ついに安田を取り押さえる。卑劣な犯人が、ついに逮捕されたのだ。犯人逮捕をきっかけに、被害者の少女は事件以来初めて、夜にぐっすり寝られるようになったという。 検挙した交通違反者からは憎まれ、勤務は徹夜も当たり前、食事をする時間もなく毎日がカップラーメン。そんな日々でも、川合は「もう少し、警察官でいてもいいかな」と思うのだった。 |
第12話
「再現人形」
「捜査一課」
川合の描いた似顔絵から、女子高生を狙うわいせつ事件の犯人として、
性犯罪の前科を持つ安田大二郎が浮上した。
合同特別捜査本部に引き上げられた川合は、防犯カメラの精査を担当するが、
とある理由から目から涙が止まらなくなっていた。
同時に、心を閉ざした被害者の聞き取りにあたる牧高や、
捜査対象者の張り込みを行う藤と源ら捜査員が、犯人の包囲網を狭めていく。
脚本:金月龍之介 絵コンテ:佐藤雄三
監督補佐/演出:石郷岡範和/Park Sihoo
キャラクター総作画監督:土屋 圭、松本まみ子
総作画監督:Song Jinhee
※以下ネタバレを含みますのでご注意下さい。
第12話「再現人形」「捜査一課」
事件報告書
立会人 | 川合麻依、藤聖子、源誠二、山田武志 |
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被疑者 | 安田大二郎 |
事件概況 | 目撃者の供述を聞きながら、犯行の状況を明らかにする「再現見分」が実施されることになった。人形を被害者の少女に見立て、山田が犯人を演じる。 牧高巡査が少女からとった調書によれば、犯人から襲われてすぐ、目撃者の高校生が声をかけてくれたという。しかし、高校生によると、犯人と被害者をカップルと勘違いし、50メートルほど離れた場所で違和感を覚え、現場に引き返したそうだ。 往復100メートルは、徒歩移動すれば“すぐ”とは言えないほど時間はかかる。被害者の供述よりも、被害は深刻。 川合は、被害者の気持ちに寄り添いすぎて、十分な聴取ができていなかったことに気づいたのだ。川合の失敗をかばう藤巡査部長と、川合を厳しく注意すべきと主張する源巡査部長。捜査と被害者支援について言い争う二人を止めたのは、再現人形にブラジャーがないことの申し訳なさを力説する山田だった。 事件の解決のため、町山署と戸成署の合同特別捜査本部が設置されることになった。 川合は山田とともに、防犯カメラの精査を担当する。「モニター見とくだけ」と喜ぶ川合は、数時間後、後悔することになる。 一瞬も見逃さないようにモニターを見つめる川合の目は乾ききり、代わり映えのない映像の連続に精神が不安定になったことから、涙が止まらなくなっていた。 その後、事件は急速に動く。捜査への協力を拒否していた母親を説得し、牧高は被害者の聴取に成功。安田大二郎が犯人である可能性が高いことを報告する。さらに、安田を尾行していた源と藤の前で、ついに安田が動き出すのだった。 |
第11話
「大麻と似顔絵」
「似顔絵狂騒録」
女子高生暴行未遂の目撃者であるという男子高校生が来署する。
犯人逮捕の手がかりとなる似顔絵を描く捜査官として源に指名されたのは
牧高と川合だった。
目撃者の高校生の話を元に、似顔絵を作成していく川合と牧高。
川合の特徴ありすぎる画風で高校生を困惑させつつもなんとか似顔絵は
完成したが、川合は高校生の証言のある部分に違和感を覚える。
脚本:金月龍之介 絵コンテ:川尻善昭
監督補佐/演出:石郷岡範和/Park Jaeik
キャラクター総作画監督:土屋 圭、松本まみ子
総作画監督:Yu Seunghee
※以下ネタバレを含みますのでご注意下さい。
第11話「大麻と似顔絵」「似顔絵狂騒録」
事件報告書
立会人 | 藤聖子、源誠二、牧高美和 |
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被疑者 | 川合麻依 |
事件概況 | 徹夜勤務明けの川合巡査が仮眠室に立ち寄ると、そこには同じベッドで寝転ぶ藤巡査部長と牧高巡査の姿があった。誘われるままに同じベッドに入った川合は、嗅いだことのない嫌な臭いを牧高から感じる。 その正体は、押収してきた証拠品の大麻だった。上司に挟まれる緊張感のある状態でも仮眠をとれた自分に、警察という組織に染まったことを実感する川合は源に呼び出される。 少女を暴行しようとした犯人の似顔絵を作成することになったのだ。牧高とともに、川合は目撃者の高校生の聴取にあたる。川合の個性的すぎる絵は、高校生を困惑させる。 そんな絵の完成度を少しでも高めるため、高校生は全力で犯人の顔を思い出そうとするのだった。 下手くそながら、どうにか絵を完成させた川合は、意外なことを言い出した。犯人の殺気だった目は、実際よりもギョロッとして大きく見えていたはずだと主張するのだ。藤が、川合が描いた似顔絵の目にボールペンを被せてみると、あるオトコの名前が浮上。 数年前に強制わいせつ罪で逮捕され、現在は執行猶予中の安田大二郎だ。犯人への手がかりをつかんだが、捜査は慎重に続けていく予定である。 |
第10話
「警察手帳」
「トラウマ」
非番の署員まで集められた朝礼で、
山田が発したひと言にその場が凍り付く。
「警察手帳をなくしました」。
警察の信用を落としかけない一大事に、町山署は色めき立つ。
そんななか、源を指名する入電が繰り返されていた。
別の日、高齢者事故のニュースがあった後で免許証の返納手続きをしたいという対応に追われる川合と藤。
思わず川合から漏れ出た呟きを、交通課で一番恐いと言われている
宮原に聞かれてしまい……。
脚本:金月龍之介 絵コンテ:澤井幸次
監督補佐/演出:石田 暢/Kang Taesik
キャラクター総作画監督:土屋 圭
総作画監督:Yu Seungchul
※以下ネタバレを含みますのでご注意下さい。
第10話「警察手帳」「トラウマ」
事件報告書
立会人 | 川合麻依、藤聖子 |
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被疑者 | 山田武志 |
事件概況 | 出勤した川合巡査は、土曜日の朝の朝礼に、いつにない多くの署員が出席していることに気づく。その前に神妙に立つ山田巡査は「警察手帳をなくしました」と告白する。 警察手帳の紛失は、警察官にとって切腹モノの“罪”であり、警察の信用を失墜させる珍事。ヒラから署長まで総動員で、手帳の捜索にあたることになる。 通常勤務についた川合と藤巡査部長は、源巡査部長の信奉者のひとりである斎藤からの“指名”に対応していた。源が来ないことに憤っていた斎藤だが、藤は得意の作り話で斎藤の懐に飛び込み、用件を聞き出した。 斎藤は山田が落とした警察手帳を保管してくれていたのだ。 無事に警察手帳は戻ったが、山田が副署長にコッテリ絞られたのは言うまでもない。 別の日、パトロール中の川合は、車3台が巻き込まれる事故の対応に向った。川合は、交差点の中央にタオルケットに包まれた物体を発見する。 それは、車から投げ出され、命を失った乳児の遺体だった。初めての死亡事故、しかも赤ん坊の遺体の目撃にショックを隠せない川合だが、気力を振り絞って勤務を続ける。 そんななかでも交番所長秘蔵の麺をすする川合は、警察官としてたくましく成長している。 |
第9話
「逮捕術」
「UFO」
警察術科訓練は、警察官にとって最重要な仕事のひとつ。 激務で寝不足の川合や藤たちだったが、ボロボロの体に鞭打って、熊のように強靱な肉体を持つ副署長の訓練を受けることになり……。 警察官の宿命は、通報や指令に真摯であらねばならぬこと。 UFOの目撃情報に空を見上げていた川合と藤のコンビは、自殺予告の通報に振り回される。
脚本:金月龍之介 絵コンテ/監督補佐:高田恭輔
演出:Park Sihu
キャラクター総作画監督:松本まみ子
総作画監督:Song Jinhee
※以下ネタバレを含みますのでご注意下さい。
第9話「逮捕術」「UFO」
事件報告書
立会人 | 川合麻依、藤聖子、源誠二、山田武志 |
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被疑者 | 副署長 |
事件概況 | 町山警察署武道場において、執行力を強化するため、警察術科訓練が実施された。年齢や性別、体調をいっさい考慮せず行なわれる訓練は試練そのもの。 徹夜勤務明けの川合巡査も、源巡査部長、山田巡査とともに、暴漢を想定した実戦訓練に駆り出される。 暴漢役は、柔道の猛者である副部長。凶器を持った副署長の姿は“殺人熊”そのもので、為すすべもなく3人は暴漢に圧倒されるのであった。 別の日の夜、川合と藤巡査部長に無線が入る。UFOのようなモノを目撃した市民から通報があったのだ。対応を指示された川合と藤は、南の空に浮かぶ星空をただ見つめることしかできなかった。 再び入った無線は、自殺の予告。通報者は、狂言自殺の常連・坂本だった。酒に酔っては110番通報し、自殺すると嘯く坂本を藤は厳しく注意する。 その後も、「源刑事に来てほしい」「忍者がいる」などの通報を受け疲れ果てた二人に、坂本からこの日2度目の自殺予告の通報があった。駆けつけた藤は、部屋の様子がいつもと違うことに気づき、窓ガラスを割って突入。自殺行為を働いていた坂本を救い出した。 予断せず、通報や指令に真摯に対応することを川合は学んだ。 |
第8話
「正義の暴走」
「筋肉バカ」
川合の先輩の敷根は、後輩や女性警官に対する上から目線で
周囲を辟易とさせていた。
臨時で敷根とペアを組むことになった川合は、市民に対しても高圧的な
敷根の姿を目の当たりにする。
その態度がトラブルを引き起こしてしまう。
別の日、格闘技の技術や体力に自信が持てない川合がいた。
通報を受けて立ち会った痴話げんかの場で、興奮状態の女性を
言葉で説得しようとするが!?
脚本:金月龍之介 絵コンテ:澤井幸次
監督補佐/演出:石田 暢/Park Sihu
キャラクター総作画監督:土屋 圭
総作画監督:Jang Gilyong
※以下ネタバレを含みますのでご注意下さい。
第8話「正義の暴走」「筋肉バカ」
事件報告書
立会人 | 川合麻依、源誠二、山田武志 |
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被疑者 | 若頭、敷根 |
事件概況 | 自分のことを偉いと勘違いしてしまう警察官もいる。川合巡査の先輩にあたる敷根巡査が、その例だ。市民ばかりでなく、女性警察官に対しても横柄な態度をとる敷根。 川合は、そんな敷根と臨時でペアを組み、パトロールに出ることになってしまう。川合の予想通り、横暴な態度で職務質問をしてまわる敷根は、指定暴力団の若頭に絡んでしまう。市民からの注目にテンパってしまった敷根の元に、源巡査部長と山田巡査のペアが駆けつけるが、現場は不毛な怒鳴り合いの様相に。 その場を収めたのは、敷根が下に見ていた女性警官の藤巡査部長だった。 凶悪犯に対峙する警察官には、体力や武術の技術が重要。しかし、川合は警察学校時代からどちらにも自信がなく、訓練にも熱心ではない。 再び応援で敷根と現場に出た川合は、カップルの痴話喧嘩の現場に臨場する。武術に自信のない川合は、藤のように相手の心を掴んで場を収めようと試みる。真剣な目つきで「話しましょう」と言う川合。 その瞬間、偶然、通りかかった副所長が、女性が持っていた凶器を没収し、銃刀法違反で現行犯逮捕するのだった。危うく殉職するところだった川合に、逮捕術の重要さが伝わった事案だ。 |
第7話
「尾行選手権」
「人たらし」
川合と藤は、麻薬の密売人とその情婦の捜査の尾行役に抜擢された。 そして、川合と源、藤と山田のコンビで尾行をすることに。 男性経験皆無の川合は、恋人のふりをするための手つなぎを拒否。 藤は、美人すぎるがゆえに目立ってしまう。 そうこうしているうちに、対象者はラブホテルにチェックイン。 それぞれのコンビも、続くことになるが!?
脚本:金月龍之介 絵コンテ:川尻善昭
監督補佐/演出:石郷岡範和/Kang Taesik
キャラクター総作画監督:土屋 圭
総作画監督:Jang Gilyong
※以下ネタバレを含みますのでご注意下さい。
第7話「尾行選手権」「人たらし」
事件報告書
立会人 | 川合麻依、藤聖子、源誠二、山田武志 |
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被疑者 | 麻薬密売人、ユカリ |
事件概況 | 麻薬の密売人とその情婦を逮捕するため、川合巡査と藤巡査部長は捜査チームに応援で参加した。川合は源巡査部長と、藤は山田巡査とペアを組み、カップルとして対象者を尾行することになる。カップルを装うため、手を繋いで歩こうとする源。 しかし、ウブな川合は、源の提案を“セクハラ”と一刀両断した。 一方のチームといえば、見た目だけは相当な美女の藤が周囲の注目を浴びて、尾行どころではない。ラブホテルに入った対象者を追って、両ペアも入館。 ラブホテル特有の雰囲気のなか、甘い言葉で山田の心を鷲掴みにした藤は、源を出し抜いて薬物犯の逮捕に成功した。 売人の情婦・ユカリの取り調べを担当する源は、身上調書を分厚く取り過ぎていることを副署長に叱責される。しかし、源は変わらず、ユカリの身の上話ばかりを聞いていた。 そして、拘留最終日が訪れる。いつまで経っても事件のことを話さない源だが、ユカリに「シャブと縁を切って、息子とお母さんを幸せにしてやる」ことを約束させる。 その日は、ユカリの母の誕生日。それに気づいたユカリは、自分が知るすべてを告白し始めた。 |
第6話
「合コン狂騒曲」
「暴走ポリス」
事件発生の無線を受け、我先にと公用車で駆け出す藤と源。
誤って源のクルマに乗り込んだ川合が、暴走する緊急車両の中で見たものとは!?
別の日、着飾った姿で居酒屋へと入店する川合と藤の姿があった。
目的は、合コン。“カタギ”と知り合える貴重なチャンスだが、隣の個室には、
見慣れたコンビの姿があって……。
脚本:金月龍之介 絵コンテ:澤井幸次
監督補佐/演出:石郷岡範和/Park Jaeik
キャラクター総作画監督:土屋 圭
総作画監督:Yu Seungcheol
※以下ネタバレを含みますのでご注意下さい。
第6話「合コン狂騒曲」「暴走ポリス」
事件報告書
立会人 | 川合麻依、藤聖子、源誠二、山田武志 |
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被疑者 | 放火犯 |
事件概況 | いつになく女子力の高い服を着て、川合巡査と藤巡査部長は居酒屋に入店した。一般会社員との合コンの予定だったのだ。 店員に案内された個室に向かう途中、藤は目を疑う。隣の個室に、いつも見慣れた源巡査部長と山田巡査長の姿があった。お互いに邪魔をしないことを約束し合った藤と源。 両合コンの場では、自分たちをよく見せるための虚偽の供述が重ねられていた。藤は凶悪犯にもひるまず対峙する自分を隠し、「事務仕事」をしていると偽る。一方の源と山田は「テロリストを逮捕したこともある」と実績を盛る。 最中、全署招集の電話が着信した。放火の疑いだ。警察の使命から逃れられない4人は、後ろ髪を引かれながらタクシーに乗り込むのだった。 別の日、捜査第一係北条班は、頻発する公用車事故に関して副署長から呼び出された。 副署長が強烈な説教を続ける中、無線機に緊急指令が入る。管轄内の集落で、刃物を持って暴れているオトコがいるという。 現場に一番にかけつける「第一臨場」にこだわる源と藤は、我先にと公用車を走らせた。源の助手席には、ペアを誤って乗り込んでしまった川合の姿があった。 第一臨場だけを目的に捜査車両を暴走させる源の目に、川合は警察官の誇りなどチリほどもなかったという。公用車を暴走させ、キズを付けつつ現場に駆けつけた事件現場で明らかになった真実は、通報者の勘違いによる誤報であったということだ。 |
第5話
「深夜のパトロール」
「VS.チカン」
怠惰な勤務態度が目立つ川合に対し、藤は深夜の学校のパトロールを命じる。
そこには、学校荒らし犯を捕まえるために、張り込みをする
源と山田が居て……!?
後日、痴漢の取り調べをすることになった山田は、被疑者の不遜な
態度に不快感を覚える。
しかし、実力不足から被疑者の供述を引き出せない山田は、
藤と源の力を借りることを願い出る。
脚本:金月龍之介 絵コンテ:川村賢一
監督補佐/演出:石田 暢/Park Jaeik
キャラクター総作画監督:土屋 圭、松本まみ子
総作画監督:Yu Seungcheol
※以下ネタバレを含みますのでご注意下さい。
第5話「深夜のパトロール」「VS.チカン」
事件報告書
立会人 | 川合麻依、藤聖子、源誠二、山田武志 |
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被疑者 | 連続学校荒らし 痴漢オトコ |
事件概況 | 川合巡査はたるんでいた。パトカーの拭き上げは甘く、パトカーでの巡回では助手席で居眠りをするほどだった。 ペア長である藤巡査部長は、川合の性根をたたき直すべく、深夜の学校を単独でパトロールすることを命じる。 恐怖を克服するため、警察学校の校歌を歌いながら歩く川合を見つめる視線があった。その主は、学校荒らしを逮捕すべく張り込んでいた源巡査部長と山田巡査長だ。川合を静かにさせるため、追いかけて制圧しようとする源と山田。その気配に驚き、逃げる川合。 ドタバタに気づいて逃げる犯人だったが、逃走手段の窃盗自転車に気づいた藤が、見事に被疑者を確保するのだった。 別の日、女子高生を痴漢した会社役員のオトコが痴漢の容疑で取り調べを受けていた。人に命令することになれた不遜な態度のオトコは、聴取を担当する山田にも舐めた態度をとる。 オトコを反省させるべく、山田がとった手段は源と藤に頼ることだった。 そうして始まった犯行状況の再現捜査。被害者役として源が立ち、川合・藤・牧高の女性陣が立ち会う。自らの変態的犯行の様子を見つめる女性陣の冷ややかな態度に、いたたまれなくなったオトコは、気安い男性刑事の山田を相手に真実を供述し始めた。 なお、山田が藤に焼肉をたかられたのは言うまでもない。 |
第4話
「拝啓お犬様」
「ランナーズ・ハイ」
行方不明者の捜索に、警察犬が登場した。 犬好きの川合は喜ぶが、藤は「来たな、お犬様」と嫌そうな顔で……。 警察犬のお付きに立候補した川合を待ち受ける運命とは!? その数日後、町山署管内でマラソン大会が行なわれた。 交通整理をする川合に、無線手配が飛び込む。 「どうせ空振り」と現場に向う川合だが、見るからに怪しい男を全速力で追走することになり……。
脚本:金月龍之介 絵コンテ:佐藤雄三
監督補佐/演出:石田 暢/Kim Minsun
キャラクター総作画監督:土屋 圭、松本まみ子
総作画監督:Song Jinhee
※以下ネタバレを含みますのでご注意下さい。
第4話「拝啓お犬様」「ランナーズ・ハイ」
事件報告書
立会人 | 川合麻依、藤聖子、源誠二 |
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被疑者 | 警察犬、無免許の暴走族 |
事件概況 | 山菜採りに出かけて戻らない男性を探すため、川合巡査や藤巡査部長ら町山署の警察官が捜索隊に参加した。 捜査には警察犬が投入された。初めての警察犬との対面に喜ぶ川合だが、藤は“お犬様”と嫌そうな顔をする。 川合は、その意味をすぐに知った。人間はお犬様の付属物だったのだ。 心のままに走るお犬様に置いていかれぬよう、必死で走り回る川合。体力が限界に近づいた川合は、さらに尿意をもよおすが周囲にトイレなどあるはずがなく、体力的にも精神的にも、女性警察官の厳しさを知った川合だった。なお、行方不明者は無事に発見された。 川合の受難は続く。町山署管内のマラソン大会で、川合は交通整理の任務に就いていた。 藤と源巡査部長は、白バイ隊として先頭を走る同期の花道を飾るため、珍しくやる気溢れている。 一方の川合は、プレッシャーのかかる信号の手動操作から逃げ出すため、無線手配犯の捜索を買って出た。「どうせ近くにいない」とたかをくくっていた川合だが、偶然にも手配犯を発見。逃げる犯人を追いかける。 市民の応援を受け、引くに引けない川合は全速力で走るが、土手を駆け下りる際に躓いて転んでしまう。犯人を取り逃がした川合だが、犯人の身元は割れていて、すぐに逮捕をする必要はなかったのだ。骨折り損のくたびれ儲けである。 |
第3話
「エース登場」
「遺体は語る」
川合と藤は、交番で源を指名する老女の対応をしていた。
かつて万引きをした際に、源にやさしく対応され、会いたくなったそうだ。
対処に困る川合だが、“取り調べの天才”といわれる源の人たらしの才能を
目の当たりにすることになる。
別の日、川合は、自宅で亡くなった男性の検視へと出動する。
着いた先には、数日前にタバコ所持で補導した中学生の優太と、
疲れ切った表情の母が待っていて……。
脚本:金月龍之介 絵コンテ:澤井幸次
監督補佐/演出:石郷岡範和/Kang Taesik
キャラクター総作画監督:土屋 圭、松本まみ子
総作画監督:Song Jinhui
※以下ネタバレを含みますのでご注意下さい。
第3話「エース登場」「遺体は語る」
事件報告書
立会人 | 川合麻依、藤聖子、源誠二、山田武志 |
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被疑者 | 和流崎 |
事件概況 | ある日、町山交番に万引きを予告する一人の老女・和流崎が引き取られてきた。 娘や孫に冷たくされ、話し相手もいない和流崎は、かつて万引きを犯した際に、やさしく対応した源巡査部長のファンになったそう。婦警は大嫌いと言い捨て、川合巡査や藤巡査部長に毒舌を披露するのだった。 対応に困っていた二人の前に、源が登場。源は、和流崎の娘、そして、孫を連れていた。孫にアイスをおごり、食べているわずかな時間で和流崎に優しくするように孫を説得したのだ。川合は、人の心を容易に手玉に取る“取り調べの天才”の実力を目撃した。 別の日、川合は中学生の優太をタバコの所持で補導する。迎えに来た母親は見るからに疲れきり、優太のことをほとんど叱りもしなかった。 それから数日、検視の補助として川合が向かった先は、優太の自宅だった。亡くなったのは、優太の祖父。 初めての検視に戸惑う川合だったが、藤をはじめ捜査員たちのご遺体への敬意や取り扱いを見て学ぶ。藤は、長年の寝たきりにも関わらず肌荒れひとつなかったご遺体から感じとった。 帰り際、長年の介護をねぎらった藤の言葉に母親はほだされ、不登校だった不良の優太は心を入れ替えた。 |
第2話
「ビギナーズ・ラック」
「ポリス・ジャングル」
補導の実地練習をしていた川合は、16歳の家出少女を保護する。
事情聴取を担当する川合だが、“経験”豊富な少女の言葉に翻弄される。
ペア長である藤は、少女の生活環境と迎えに来た両親の様子に、
藤は不穏な雰囲気を感じ取った。そんな藤がとった行動とは!?
一方、刑事課で数少ない女性刑事として勤務する牧高は、
デリカシーのない男性刑事との日々に悩みを抱えていてるようで……。
脚本:金月龍之介 絵コンテ:佐藤雄三
監督補佐/演出:石田 暢/Park Jaeik
キャラクター総作画監督:土屋 圭、松本まみ子
総作画監督:Ryu Seongchul
※以下ネタバレを含みますのでご注意下さい。
第2話「ビギナーズ・ラック」「ポリス・ジャングル」
事件報告書
立会人 | 川合麻依、藤聖子、牧高美和 |
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被疑者 | 女子高生の父親、DV男 |
事件概況 | 藤巡査部長の指導のもと、補導の実地練習中だった川合巡査は、16歳の家出少女を保護する。聴取を行うも、“経験人数”が100人近いと話す少女に川合は翻弄されっぱなしだった。 その後、引き取りに来た少女の父親の様子に不信感を抱いた藤は、少女に「ちゃんと言わなきゃいけないこと、あるでしょ?」と問い質す。結果、父親からの性的強要の事実を確認。 母親は、父親と離婚して二人で暮らすことになる。平和な暮らしを取り戻した少女は、感謝の印として、ラブホテルのポイントカードと男性用避妊具入りの手紙を川合に渡したのだった。 別の日、藤とともに刑事課を訪れた川合は、捜査一係・紅一点の牧高巡査長と世間話をする。 その時、署内に男性の粗暴な声が響いた。話を聞こうとすると牧高だが、オトコは「女じゃ話にならん」と横柄な態度をとる。 刑事課の絆が垣間見えた瞬間であった。 |
第1話
「アンボックス&サンドバック」
激務で嫌われモノの警察官という仕事に嫌気がさした川合は、パワハラで
飛ばされてきた元刑事課の藤とペアを組むことに。さっそくパトロールに
出かけた川合は、藤の警察官としての実力を目の当たりにする。
別の日、川合と藤は、小学校の交通安全教室に講師として参加していた。
児童からの「どうしてルールを守らないといけないの?」という質問に、
川合が出した答えとは!?
脚本:金月龍之介 絵コンテ:佐藤雄三 演出:Kim Minsun キャラクター総作画監督:土屋 圭 総作画監督:Jang Gilyong
※以下ネタバレを含みますのでご注意下さい。
第1話「アンボックス&サンドバック」
事件報告書
立会人 | 川合麻依、藤聖子 |
---|---|
被疑者 | 連続空き巣犯 |
事件概況 | 安定収入を求めて公務員である警察官になった川合麻衣巡査は、運命的な出会いを果たした。 相手の名前は、藤聖子巡査部長。後輩刑事へのパワハラの責で、町山交番に配属変えとなった元刑事である。 最初のパトロールで藤巡査部長は、警察官としての実力を発揮する。自転車と接触して転倒していた男性を発見し、靴跡から連続空き巣事件の犯人と推定、任意同行を願ったのだ。 川合は、藤の提案で、幾度もの取り調べを受けてきた空き巣犯を相手に聴取の練習を行う。手玉にとられながらも、犯行しやすい街の特徴や、警察官の見極め方などを学んだのだった。 別の日、川合巡査と藤巡査部長は、地域の小学校の安全教室に講師として参加していた。 児童から“ルールを守る理由”について問われた川合は、連続空き巣犯の取り調べの経験から「ひとつひとつの小さなルールが街を守る」と返答。その川合の表情には警察官としての自負が浮かんでいた。 またある日の晩、不意に訪れてきた父との会話で、交通の取り締まりが事故防止に繋がることに気づいた川合。親娘の会話で警察官の仕事の意義を知った川合は、もう少し警察官を続けることを決意した。 |
イントロダクション




