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SPECIAL

原作・泰 三子先生
スペシャルインタビュー


【前編】

アニメ化が決まった時の気持ちは?

「絵のうまい人が描いたハコヅメキャラが見られる!」と思いました。 私は絵がともかく苦手で、今も迷いながら漫画を描いています。 「プロならどう描くか」を見られるのは、「とんでもなく贅沢な作画の勉強をさせてもらえる!」と、非常に有難かったです。 ただ、徐々に「あのセリフをプロの声優さんに言ってもらえるの?」とか、「曲も作ってもらえるの?」とか、「すごい事になった・・!」という実感が湧いてきて、嬉しさがこみ上げてくるようになりました。


アニメ化にあたってアニメスタッフとの印象的なやりとりなどありましたか?

脚本、キャラクターデザイン、舞台設定、みなさん本当に、原作漫画を尊重するという熱い気持ちを持って取り組んでくださいました。 週に一度、それぞれの分野の代表者で打ち合わせをしたのですが、原作漫画の細やかな部分まで考察して、アニメに落とし込もうとするプロの姿は、滅茶苦茶カッコ良かったです! 「昔描いた日記を、会議室で読み上げられているような居たたまれなさ」を感じて、ただ目をキョロキョロさせていたプロ意識のない奴は私だけでした。


ドラマやアニメなど映像化に対して期待することなどありましたか?

現職時代は、防犯や交通安全をできる限り多くの人に伝えたくて、自分で作ったチラシを手配りしたり、休日返上でミニ講話をしたりしていました。 でも今は、私が描くヘタクソな漫画だけでなく、それぞれのプロが力を集結させて、アニメやドラマを作り上げてくださっています。 そのおかげで、私の伝えたい事が、より多くの人に届く機会も増えました。 その事が「ガッツリ入る印税や著作権使用料」なんかよりも、ずっとずっと有難くて嬉しいです。 本当です。


インタビューしたキャストさんたちからは、コメディとシリアスのバランス、ふとしたところにある伏線に驚きの声が上がっています。全体の構成は、最初から考えられていたのでしょうか。

構成は、ほぼ何も考えていませんが、キャラについては、
「家族構成、異性関係、趣味特技・・」等、
設定をガッチリ決めています。 そうじゃないと、キャラを動かせないからです。 ただ、キャラの将来について、細部まで決めているのは
「山田」だけです。 あとのキャラの将来は一部しか決めていません。 将来は大筋しか決めていませんが、過去をガッチリ決めているので、それが伏線っぽく見えるだけだと思います。